自閉症スペクトラムの息子 卒園式に向けて準備をする。

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自閉症スペクトラム(ASD)を知っていますか?
発達障害の一つですが、診断名が同じでも個々の子どもによって、それぞれ現れる特性が異なります。
生き辛さを抱えるので、周囲の理解や支援が必要なこともあります。

どんな支援や理解が必要なのか、勉強をしたことをまとめています。
参考になると幸いです。

今回は、自閉症スペクトラムの子どもが卒業式を迎えるにあたり、
親として事前にできる準備はなんだろう。
子供が少しでも安心したり、困らずにできる準備はなんだろう。
そう悩んでいる人に読んでほしい記事です。

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・卒業式を控えている自閉症スペクトラムを育てているママ
・卒業式をとにかく穏やかに済ませたいママ

❁~❀*結論*❀~❁
当日に着る服を着て、親子で卒業式ごっこをしよう!
YouTubeなどを活用して当日の雰囲気と流れを確認するよ😆
視覚支援とイメージが持てるように関りをするよ😆
先生も親もお友達も会場もいつもとは違う雰囲気で少し怖い感じがするかもしれないよ!
当日の流れを紙に書いて確認したり、本人が落ち着けるようにお守りを持ってみたり、どうしたら安心できるかを考えよう。

目次

ASDの子ども卒業式の前に

ASDの子どもは特性がそれぞれです。その中で自分の子どもは卒業式にどのような行動をとりそうですか?
それは今までの園の行事での行動を考えると予想ができるかもしれません。
自閉症スペクトラムの子どもには➀対人コミュニケーション②こだわりの強さ③感覚の特異的な反応が中核症状としてあるといわれており、子供それぞれで症状の現れ方が違います。その特性を考えながら、その準備と対策を載せていきます。

ASDのこだわり

自閉症スペクトラムの子どもの特性のひとつにこだわりの強さがあります。
それは同一行動を繰り返したり、変化を嫌ったり、特定のものに強い関心を示したりなどさまざまです。
そのような特性がある子たちが卒業式でどんなことを感じるのか想像をしてみましょう。

いつもと違うのが苦手な自閉症の子

卒業式は、先生やお友達・両親もいつもと違う服装をしています。
いつも楽しく過ごしている園も大きな看板があり、普段飾られていないお花や壁にある装飾。
自閉症の子からしたら「なんだこれ?」です。
それに加えて、なんだかいつも笑顔の先生たちは笑っているけど、厳かな雰囲気で目の奥は笑っていない。
あれ?いつもと違う。なんだか怖いなー。
いつもの環境と違うを受け入れるのが苦手なので、その場から逃げ出したくなる子・その空気に耐えられずにふざけてします子・お地蔵さんのように固まる子、色々な子がいます。
その中でも「いつもと違う」を和らげることができきれば、参加できる可能性が上がります。

視覚支援とイメージすること

準備は何をしたらいいかなと思いますが、まずは会場を確認しましょう。
子どもと一緒に、息子の席はどのあたりになるのか。
音楽の音量がいつもの保育園よりも大きな音になることを伝えていきましょう。
子どもと一緒に、息子の席はどのあたりになるのか。
音楽の音量がいつもの保育園よりも大きな音になることを伝えていきましょう。

大きな音が苦手であれば、イヤーマフの利用や座る席の一も検討しましょう😆

自閉症スペクトラムの子どもは聴覚情報よりも視覚情報の方が優位であり、本人も理解しやすいことが多いです。
なので、式当日の流れを紙に書き一緒に確認することが理解を深めます。
➀卒園児入場②来賓のあいさつ③園長のあいさつ④卒業証書授与➄歌など。
この時は、話を聴くよ、この時は大きな声で返事をするよなど、歌を歌うよと確認をしましょう。

小さい紙に式の流れを書いてこっそり持たせるのもありですね😆事前に先生と確認、了承を得る必要がありますが。

お守りを持とう。

こだわりでいつもと違うことに不安を感じたり、そのせいで動き回りたくなったらお守りを持たせるのはどうですか?
好きな感覚を刺激する支援グッズでもいいと思います😆

自閉症の子どもはどうしたら安心できる?

自閉症の子どもは不安を感じやすい子が多いです。
それは見通しが立たないことに対しての不安や新しい環境への適応が難しいことに対してだったり。
対人コミュニケーションの難しさから誤解をされたり、本人自身が理解することが難しかったり、聴覚や光など刺激が強いと怖いなど不安を感じたりします。


私たちは色々な経験をして、この後どうなるかなど予測を立てることができたり、誤解をされそうになったらその誤解を解いたり自分自身で対処ができることが増えてきました。

でも、子どもたちは不安を感じても自分で解決することが難しいことが多いです。
どんな方法ならそれを回避できるか、そのような経験と知識がまだまだ少ないですからね。

大人の私たちが少しずつ伝えていけるといいですね😆

子供本人がどんなことに不安を感じているか、混乱する場面はどんな場面か観察しながら対応を考えていきましょう😆


まとめ

自閉症スペクトラムの子どもは卒業式に落ち着いて参加することが難しいことがある。

そんな時は、子どもが安心できるように、視覚的な支援とイメージで卒業式の流れや当日の雰囲気を先に伝えておくことが大切。
いつもと違うと事前に知っているのと知らないのでは、本人の受け止めも変わります。
感覚過敏などで不快に感じることがあるのであれば、座る席やイヤーマフなどで対応をしましょう😄

本人が辛くなったら休める方法を事前に伝えておくのもいいと思います😆

卒業式が上手くできるか、心配になる方も多いと思います。少しでも心配が軽減できるよう祈っています😇


この記事を書いた人

名前:とめこ 職業:作業療法士
フルタイムワーママです。週5~6日勤務。
集団行動が苦手、人間関係で体調崩して休職経験あり。自然と犬とピクミンが大好きです。息子は自閉症スペクトラムという障害を持っています。悩みながらの育児ですが、楽しく明るく幸せに3人でくらしています。

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