
子供が発達障害って診断された。通常級と支援級を選択しなければならないけど、支援級ってどんな感じ?
支援級になったらこの子はずっと支援級なの?って悩んでしませんか?
\この記事がおススメの人/
発達障害児の入学準備でどうしていいか迷っている人!
発達障害児の進路で不安がある人!
小学校入学にあたり、誰に相談していいかわからない人!
子供になんらかの障害があると言われて、小学校入学に向けて学ぶ場所を選択しなければならない。
支援学級と通常級何がどう違う?他に選択肢はないの?と不安を抱えている保護者さんは多いです。
私は、自閉症と知的障害を持った従兄弟がおり、小さいころから交流がありました。
また、作業療法士として15年以上働き、周りの人に比べて発達障害に対しての理解もあったつもりでいました。
ですが、実際に息子が発達障害と診断され、小学校入学にあたり準備を進めるとわからないことや不安なことがたくさんでてきました。
そこでこの記事では、
発達障害児の進路・小学校入学にあたり考えること私が実際どのように準備を進めたか解説しています。
この記事を読めば、発達障害のお子さんの小学校入学へのイメージが付きます。
私が息子の小学校入学までに悩んだこと、調べたことを凝縮しております。

我が子にはどのような学びの場が選択肢にあるのか知る必要があります。
小学校を入学する一年前‼年長の春から療育先や病院などの進学説明会に参加をして、教育委員会や子育て課などの行政の人と担当医師やリハビリ担当者と相談をします。
学校への見学へ行き、病院で検査をしてもらい、親同士で相談をして、入学に向けて準備をすることが大切です。
入学準備は年長の春からですよ‼
少しでも安心を手に入れたい方は最後まで読んでください。
発達障害児の支援級入学までの道のり

私の子は支援学級がいいと思って、準備をしてきました。
それは、普段の生活の様子や繊細な性格を見て、学校にも安心できる場所があった方がいいと感じたことと、誰か大人が一人でも、味方だよとわかりやすい方が彼のためにはいいと思ったからです。

事前にかかりつけ医・担当の作業療法士と相談をしました。また、実際に見学に行って、息子が「うるさいとこだと勉強できない」と言ったことも決めた一つです。
支援学級へ入学するために保護者の動き
ここからは時系列で入学までの私の行動をお伝えします。まず、病院の就学前説明会が年中さんの3月にありました。
療育先、かかりつけのリハビリ病院などで、説明会があれば、参加した方が親もイメージが付きやすいです。
年長さんのGW明け
市町村の福祉課に連絡、小学校入学後に放課後デイサービスを利用したいことを伝え情報を得る。
かかりつけ医に相談をして、支援学級入学のための診断書の記載を依頼する。病院の混雑具合にもよりますが、時間がかかると言われたので、早めにお伝え。
夏
放課後デイサービスの見学へ3件。
(いろいろな特色がある放課後デイサービスが多いので、本人を連れて見学に行くよいです。)
市の福祉課・子育て課・教育委員会に支援学級に入りたいことをお伝え。
教育委員と子育て課の人3人で面談後、学校見学をする。診断書を提出して、支援学級入学の意思を伝える。
相談員さんもと相談する。
秋
リハビリでWISC-Ⅴを実施してもらい、検査結果をもらい、教育委員会へ提出。
子供の特性を記載した紙を提出。
放課後デイサービスを決定する。
冬
放課後デイサービスを決めて、本契約をする。
子どもの進路で悩んでいることがあれば、年中さんの終わりから年長さんの春に考えていることをお子さんの周りの支援者に相談してみてください。一緒に考えてくれます。

その時期を過ぎていても、大丈夫。支援してくれる人は必ずいます。
放課後デイサービスも来年度の空きはわからないけれど、何月に再度連絡をしたらいいですか?など確認し、希望のところがあればここにしたいという意思表示をしましょう。
覚えていてくれて入れてくれることもあるので、気になる方はしといて損はないです。
発達障害の子の進路と可能性
左から小学校・中学校・高校・大学の順にいろいろな進路。特に、義務教育が終わったあとの進路は、本当にたくさんある。どの進路が子供に合っているのか、周りの支援者さんとも相談しながら進路を決めていこう‼

発達障害児の小学校の選択肢

小学校の進路は全部で6種類あります。入学に条件があるところもあります。今回私立は、それぞれの学校で規定が違うので割愛させていただきます。
通常学級
一般的な学級、一クラスは30人から40人程度で、特性に応じた配慮を受けながら他の子どもと一緒に授業を受けることが可能です。
一年生はだいたい35人クラスを導入している都道府県が多い、その中でも県独自で25人学級で運営しているところもあります。
座席の配置や視覚教材の活用や予定表の定時など、子どもへの工夫を個別に配慮してくれることもあります。
加配制度があり、支援員を配置してくれる小学校も。
でも、具体的な支援内容は小学校や地域によって異なります。
なので、どんな支援が可能か学校や教育委員会に相談することも必要です。

少人数の方が子供にとって過ごしやすいって
同じ市の少人数の学校へ入学させたい‼って教育委員に相談をした保護者さんもいたよ。
通級
通常級に在籍をしながら週に数時間、特性に応じた個別の支援を受けられます。障害の度合いは軽度の人が多くて、学習や生活の困難さを克服するために指導を受けれるのです。
コミュニケーションや感じの読み書きの学習支援・生活向上スキルなど。
必要な子どもにはカウンセリングを受けたりすることも、その子の特性に応じて、具体的な計画・指導がされていきます。
そして、自校通級・他校通級・巡回指導などの種類があるのです。
自分の学校で行っている場合・他校まで行って授業を受ける場合・専門の先生が巡回指導をしてくれるという違いがあるのです。

ただ、他校通級の場合は行っている学校まで保護者が送迎をする必要があったりするので、働く保護者にとっては課題がある場合あります。
私はこれで通級が選択肢から消えました。
支援学級
支援級は発達障害や知的障害など対象が決められています。
原則は8人以下の少人数の学級で、個々の特性や課題に応じた個別の教育をしてくれる。
先生も研修を受けた先生などが対応してくれることが多いようです。
学校によっては、個々のニーズに合わせて自立や社会参加を目指した支援があるところも。

息子の行く学校は、様々な学年の子が一緒のクラスにいて、支援級にいる時間は国語と算数のみです。
自分の課題をしながら、つまずいたところを教えてくれると言われました。
教室も一クラスで、見学に行った際には、タブレットとモニターを利用して先生1人、生徒2人で行っていました。
時間帯によっては、様々な学年の子が必要な時間にその教室に来て課題をします。
その子にあった課題をしながら、先生が気にかけてくれている環境ですね。
特別支援学校
特別支援学校の入学には条件があるよ。
視覚障害:両目の視力が0.3未満
聴覚障害:補聴器使用でも通常の会話が困難。
知的障害:社会生活や学習に困難がある。
肢体不自由:自立した生活が困難な身体障碍病弱
虚弱体質:医療的ケアが必要な場合。
具体的な基準は自治体や学校によって異なる場合があります🥺

特別支援学校の教育内容は、生活習慣や社会性を身に付ける活動。
公共施設の利用とか。
実生活で活用が必要な国語と算数、他にも体育や音楽などが行われるよ。
個人の障害特性やニーズに合わせて計画が立てられてそれに向けて、指導をしていくのです。
フリースクール
フリースクールでの出席認定は文部科学省が定めていて、手順を踏めば、出席扱いになります。
・在籍校の校長の承認
学習内容や時間など、教育課程に則していることで適切と判断させることが必要です。
そのためには保護者と学校との連携が取れていること、学習内容が教育課程に沿っていることが大切になります。
申請の手続きは保護者が学校に申請して、校長先生が認定します。
中学生とかになると出席日数が進学先に影響することもあるのでね。

まずは、フリースクールに相談して同時に、在籍校や教育委員会に連絡・相談をすることが大切
必要書類も学校や教育委員会から送られてくるものがあるから、それを提出すると出席日数に加算されます。
発達障害の子どもの学び場をどのように決めるか

小学校への入学は、ライフスタイルが大きく変わるので、子供にとっても親にとっても大きな環境の変化になります。
特に、発達に特性があるお子さんにとって、環境の変化は不安定になりやすい要因の一つでもあります。
集団行動や友人関係の構築、感情のコントロールなど不安に感じることも多いでしょう。
いろいろ考えすぎてしまいますが、その子が安心して楽しく学校生活を送れるための選択を周りの支援者と一緒にしていくことが大切と思っています。
現在、療育に通っているなら、療育先で関わっている人、相談員さん、かかりつけの医師・リハビリで関わっている作業療法士など。いろいろな人の意見を聴きながら、子供が笑顔でいられる環境を選択できるといいのかなと思います。
学校生活は長いです。
今、支援学級でも通常級に行くことも手続きはいろいろ必要ですが可能です。
また、通常級から、支援級に行くことも可能です。子供に合わせて学ぶ場を選択してあげられるといいのかなと思います。
まとめ
発達障害の子どもの進路の可能性と小学校の学ぶ場の種類について記載しました。
いろいろ、条件や特色がありますが、私たち保護者と子供がより笑顔でいられる時間を作る選択肢ができることを心より願っています。
発達障害と言われて、間もない方もいると思います。親の気持ちも不安定な中、子どもの進路を決めるのはとても大変で苦しいことです。何が正解かわからないことも多く辛いことも多いです。無理をせずに人を頼りましょう♪
