自閉症スペクトラムの子どもの育児をするにあたり、母親は特に強いストレスがかかります。
ストレスを抱えているお母さんたちに読んでいただきたいです。
ストレスを発散するための方法は色々なことが言われていますが、今回は音楽を聴くことをメインに記載しています。
<この記事がおススメの方>
・ストレス発散で何をすればいいかわからない人
・ストレスを溜めたくない人
・育児疲れで辛い人
・子供にばれずにストレス発散したい人
結論を先にいうと
ストレスが溜まって息がつまりそうな時、
子どもの相手をしながらでもいいので、耳にイヤホンを忍ばせて。
自分が好きな曲を聴こう。
音楽にはストレスを解消する力があります。
ホルモンの分泌や呼吸などの身体を整え、子どもから少し意識をそらすことができます。
音楽の力
音楽は治療に用いられることもあるのを知っていますか?
「音楽療法」といいます。
音楽は不安や痛みの軽減や精神的な安定、脳の活性化やリラクゼーションに働くと言われています。
音楽療法は、音楽のもつ生理的・心理的・社会的な働きを活用しながら
意図的、計画的に使用して心身の回復や問題行動の改善などを目的に使用されます。
第二次世界大戦後にアメリカで効果が認められました。
日本では1990年代から徐々に広がりがみられています。
ストレス解消で音楽を聴く
コルチゾールというホルモンがあります。
コルチゾールは副腎皮質から分泌されるホルモンで、ストレスを感じると増加が増えます。
コルチゾールが分泌されると血圧・脈拍・血糖をあげようと身体がストレスに負けないように頑張る働きをします。
音楽はこのコルチゾールの過剰な分泌を抑える働きをしてくれます。
音楽とホルモン
自分の好きな曲・お気に入りの曲をいくつかストックしておくと、
気持ちが参っている時などに少し前向きになれますね。
セロトニンはドーパミンと同じく幸せホルモンの一つと言われていますが、
ドーパミンのわくわく、達成感!いぇーい😆という気持ちとは少し違います。リラックスしたり、心を穏やかにした際に分泌されます。
ドーパミンがアップテンポな曲だとしたらセロトニンはゆったりとした曲で得られます。
自分にあう曲を探そう。
音楽は私たちの生活の中で常に身近にあるものです。
子どものころに親と聞いた曲から中学高校で友達とカラオケで歌った曲、
彼氏と別れた時に聞いた曲など、
音楽は記憶と感情も呼び覚ますこともあります。
自分が今現在、好きなアーティストさんの曲もですが、
少し昔の自分がいきいきとしていた時の好きな曲を聴くのもストレス解消にはつながります。
音楽の曲調以外にも、歌詞に元気をもらうこともあります。
私は、RADWIMPSさんの「正解」を聴くと泣くのですっきりします。あとさだまさしさんの「命の理由」を聞いても泣きます。泣くとすっきりしますよね🥺気分をあげる時に聞く曲は、天使にラブソングをのHaiL Holy Queenです😆
アップテンポになる部分が元気になります。自分のその時に聴きたい曲であれば、緊張がほぐれるので、自分な好きな曲を聴きましょう😆
そんな暇はないと思っているあなたへ
育児をしていると音楽を聴く時間もあんまりないかもしれません。
本当は、音楽を聴くなら寝たいと思うこともあると思います。
そんな時はワイヤレスイヤホンを手にしましょう!!!
ワイヤレスイヤホンがあれば、
*子どもの寝かしつけをしている時*家事をしている時
*車で移動している時など片耳だけでいいので、音楽を流すと少しだけ気がまぎれます。
私は子どもにばれないように髪の毛でイヤホンを隠して、
子どもがいる反対側の耳のみイヤホンを付けています。
イヤホンがばれるとすぐに取られてしまうので。。。
自閉症スペクトラムの子どもと音楽
ストレスを感じているお母さんたちのために音楽をお勧めしましたが、
自閉症スペクトラムの子どもにとっても音楽はいい影響を与えると言われています。
音楽が脳に与える影響
音楽を聴いたり、楽器を演奏することは脳の活性化につながります。
また、楽器を演奏するということは身体能力を向上にも関わってきます。
明確な根拠は示されていませんが、音楽療法を通じて言語的コミュニケーションへの変化が見られたり、
また、表情などの非言語的コミュニケーションも引き出す力があると考えられています。
私たちも音楽を通じて、感情が表にでてくることってありませんか?
泣きたい気持ちじゃなかったのに、自然と涙がでてくることやお気に入りの曲で自然と身体がリズムをとっていたりなど。
子どもたちも音楽のリズムや音のパターンなどを感じ取り、その時の感情に合わせて表情や身振り手振りなどの感情表現が豊かになることもありますよね。
これは音楽が耳から入って聴覚を刺激して、脳に影響して、精神面や運動感覚に影響を与えています。
楽器を演奏するということ
音楽を聴く時に楽器を演奏する。このことは感覚統合にも影響していきます。
リズムに合わせて楽器を演奏するために、タイミングよく手や足を動かしたり、ピアノなど細かい手の動きが必要なものは集中力を必要とします。
これは耳から入った情報を手足に伝え、音楽に合わせて動かすという複合的な動きであり、感覚統合を促進すると言われています。
また、お友達などグループや家族で行っても社会性や協調性を育むきっかけにもなります。
自閉症スペクトラムの息子と母とYouTube
みなさんのお子さんはYouTubeはみますか?うちの子は大好きです。
ちろぴろさんとか。YouTubeも色々なコンテンツがあり、楽器をつかわずに演奏している動画があります。MELOGAPPAさん(めろがっぱさん)の「楽器ないヤツら」が個人的に好きです。
はりせんで頭をバシバシとリズムをとっている動画なので、賛否がありそうですが、
「頭ははりせんで叩いてはいけない」と理解できる子であれば、動画を見ながら家にあるペットボトルなどで一緒にリズムをとると楽しいと思います。
また、「ごめダンスチャンネル」さんは子どもが好きな曲から大人が聞いたことある曲を簡単ダンスにして踊っています。見様見真似で踊るのも楽しいです。
もし、気になる方は検索をしてみてください。
まとめ
音楽にストレス発散はとても有効です。
忙しい生活をする中で少しでも癒される時間や元気がでる時間をつくりましょう。
子どもがいるママほど、自分の時間はとれません。
そんな時はワイヤレスイヤホンを耳に忍ばせたり、いっそのこと子どもと一緒に自分の好きな音楽を楽しむのも手です。
世の中のママたちが少しでもストレスを溜めずに育児ができますよーに😆