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自閉症スペクトラムのいっくんと母の話。息子の困りごとを聞いてみた。⑩

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療育に行くとき・リハビリをする時・市役所の相談員・保健師さんと話をする時。みんなに聞かれるのが、困りごとはなんですか?ということでした。親の困りごとは山のようにありますが、本人は何に困っているのでしょう。その困りごとには特性が影響していることがあります。

発達障害の子どもは自分の特性に小さい頃から気が付くことは難しいです。ですが、いっくんは、幸いに自分の困っていることを聞くとママに話すことができました。特性の影響でいっくんが困っていることはなんでしょう。

発達障害の子どもはどんな特性があるでしょう?発達障害、自閉症スペクトラムの子どもにはコミュニケーションと対人関係の課題・感覚の過敏性などの特性がみられます。いろいろあり、その子供によって訴えは違います。今回はいっくんの特性を載せていきます。

目次

自閉症スペクトラムいっくんとママの内緒話。いっくんの生活での困りごと!

ママはいっくんが保育園生活をどう感じているのか。

何を大変と思っているのか。本人に聞こうと思いました。

いっくん本人の認識によってママの支え方・伝え方を変えなければと思っていたからです。

本人が困っていないのであれば、周りがどんな風に困っているか伝えていかなければいけないし。

本人が困っているのであれば、その解決策をママと相談しようと提案しようと思いました。

身支度ができない原因

いっくんにどうして身支度ができないか聞いてみました。・どこに置いていいかわからないの?・やっていることを忘れちゃう?・それともお友達が気になるの?

いくつか考えられる選択肢をあげて質問をします。

これは質問でも自由に答えられるオープンクエッションではなく、YESやNOで答えられるクローズドクエッションです。

息子「あのね。お友達の声がいっぱい聞こえてきて大変なの」

母「お友達の声が声がたくさん聞こえるの?」

息子「うるさくて大変なの。。」

母「そうなんだ。お友達の声がうるさいんだね。」「他に困っていることある?」

息子「うまくおしゃべりできなくて、伝わらない」

母「もしさ、おしゃべりが上手になる教室があったら行きたい?」

息子「行きたい。行ける?」

母「ママが先生に聞いてみるね。」

聴覚過敏かな?って思いました。

あとさしすせそがたちつてとになってしまってお友達とのコミュニケーションで苦労しているようでした。

私からみたら可愛い💛って思うのですが、本人が困っているので、そんなこと言ってられません🙄

支度がうまくできなくて…。僕って変なの?

ある日、車の中でいっくんが急に言いました。

息子「ママ?僕って変なの?」

母「どうしてそう思うの?」

息子「お友達に何回言っても支度がそんなにできないなんて、変だって言われた。」

母「人によって得意・不得意があるからできないからって変ってことはないんだよ。」

そういうといっくんはママの腕を抱きしめました。

母「どんな気持ちだった?」

息子「悲しい気持ちだった」

母「そうか」「変じゃないから大丈夫だよ」

息子「うん」

いっくんはこちらが思っているより、色々理解しているのかもしれない。そう思いました。

ご飯をどのくらい盛ればいいかわからない。

いっくんはお当番の時にご飯を配膳することがあるみたいです。

その時いっくんは悩んでしまっていました。

どのくらいの量で配膳をすれば、みんなにご飯を配膳できるのかということです。

息子「どのくらいの量で盛ればいいかわからないの。」

母「盛っていって、足りなくなったら後から量を調整するじゃダメなの?」

息子「ダメ」

どうやらみんな同じように盛りたいようです。私そんなこと保育園の時考えたかな。。。

発達障害の子どもはこだわりできっちりしたい。ルールを守りたいなどの特徴がみられることがあります。

朝の会で座っているのが疲れちゃう。

朝の会で時間が経つと床の上に寝そべってしまう。

「どうして朝の会で寝ちゃうのかな?」

「疲れちゃうの」

「座ってるのが疲れるの?」

「うーん。疲れちゃう」

「そうか。。。」体幹が弱いのかな?座っているのが疲れるってどういうことだ?

発達障害の子どもは身体の感覚をとらえる力が苦手なことがあります。自分の身体を自分で扱う経験を積み重ね体の認識を高めていくことが必要です。そのために、体の傾きや位置を感じられる遊びをしていくこと大切です。いっくんも身体の感覚が弱いのかな?

靴が脱げても気にしないで歩き続けたり、ずっとソファーで飛んでるのも感覚が影響しているのかな。

あ!あれ気になる!と同時に走り出してしまう。

家の前にアパートがあります。その駐車場の柵にマリオのキーホルダーが吊るしてありました。

「あ!マリオ!」と同時に目の前の道路を気にせずに飛び出しました。「危ない!!!!」慌てて腕を引っ張り惹かれずにすみました。車の運転手に謝罪をして、いっくんをなだめました。

他にも何か気になるとそれに夢中になってしまい、周りが見えなくなってしまいます。

発達障害の子どもは多動や衝動的な行動がみられることがあります。気持ちと身体のコントロールが苦手なことが原因です。

困りごとがたくさんの自閉症スペクトラム児

他にも色々あるけれど、ひとまずこのくらいにしたいと思います。

この落ち着きのなさは、私のしつけや教育ができていないからかな?そう悩むことは今もあります。

実は発達障害じゃなくて、自分のしつけや注意が足りないだけかな?

でも、そんなこと言ったら、毎日・毎時間・毎分で注意しなきゃいけない生活になりそうだなと。

いっくんの困りごとがメインでしたが、私の困りごとも結局載せてしまいました🤣

今回、ブログでいっくんの話を書いていて、保育園と再度面談をすることになったのですが、その前にいっくんの困りごとを載せないと話が通じないと思い「困りごと」を載せました。のんびり亀の更新ですが、読んでいただきありがとうございます。

おまけ:聴覚過敏・感覚統合に使われるもの

聴覚過敏の方にお勧めの物は、イヤーマフです。音の聴こえを抑えてくれます。

ソファーでよく跳ねているお子さんには感覚刺激をいれたくて飛び跳ねているので、トランポリンをお勧めします。

イヤーマフの種類や効果はこちらのサイト↓「横浜市の放課後デイサービスのアレッタさん」のサイトがとても分かりやすかったので、ぜひのぞいてみてください。

イヤーマフは発達障害のお助けアイテム!苦痛を和らげるおすすめグッズ7選 (houkago-media.com)

この記事を書いた人

名前:ぐりーん 職業:作業療法士
フルタイムワーママです。週5~6日勤務。
集団行動が苦手、人間関係で体調崩して休職経験あり。自然と犬とピクミンが大好きです。息子は自閉症スペクトラムという障害を持っています。悩みながらの育児ですが、楽しく明るく幸せに3人でくらしています。

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