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自閉症スペクトラムの息子と母の話②葛藤と不安・悩み~保育園の先生との話~

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この記事は息子が自閉症スペクトラムの診断を受けるまでの話。その時の葛藤を載せています。家族みんなで、戸惑っていたり、不安や悩みを抱えた経験です。発達障害・グレーゾーンそう診断されて不安に思っている方、発達障害に関心があるの方に読んでいただきたいです。

目次

母と子どもの精神状態は最悪

悩む母

当時、私は仕事に追い詰められていました。

6人で担当していた病棟を3人で担当することになり、そのうちの1人の尻ぬぐいをしながら仕事をしていたのです。過去に2時間,患者さんの家族からクレームを受けたこともあり、絶対にリーダーになんてなりたくなかったけど、どうしてもと言われリーダーになったこともあり、変な責任から頑張らなくてはと思っていました。

とっても大変でした。

仕事も大変だけど家庭では子供も話を聞かない。通じない。癇癪を起す。切り替えができない。だんだん辛くなってしまいました。

そもそも、男の子の育児って大変って聞きませんか?
私も男の子だから大変なんだ、くらいにしか思ってませんでした。
でも、今考えると自分の中にある違和感を大切にして周りに相談をすればよかったと思いました。

保育園の先生に聞いてみた「発達障害とかあるんですかね?

保育園の写真

ある日、保育園のお迎えが一番最後になってしまい、走って園に迎えにいきました。

子供は変わらず、一人で園庭を走り回っていました。夕方はもう園庭に出てはいけない決まりだけど守れる様子は全くありません。先生に注意されながら、今日の様子を聞きます。

お友達の靴を投げてしまいました。
水筒のパッキンが古くて水が漏れていますので、直してください。
靴が汚れているから、新しいものに替えた方がいいと思います。
先生の話を聞かずに、集団行動ができなくて、教室から飛び出してしまうので、ママからも話してください。
などなど、

仕事終わりに聞く息子の話は、とっても心の負荷がかかる内容でした。

先生。うちの子何か発達障害とかあるんですかね?

私は医者じゃないのでわかりません。

あー聞くんじゃなかったわ。先生としての意見を聞きたかったのに、そんな風に言われるなら聞かなきゃよかった。

そんな風に思い、車に乗った後、歌を歌っている息子を横目に泣いたのを覚えています。

ちょうど夫は出張で1週間自宅にいなかったです。

次の日から、保育園に送る元気もなくて、仕事に行く元気もなかったです。3日間自宅に引きこもりました。楽しそうに歌う息子を抱きしめながらゴロゴロしていたのを覚えています。

保育園から電話がかかってきたけど、出る気にもならず、夫に電話しました。

事情を話して、今後の保育園からのすべての電話は夫にかけてもらうことに。

それから私は保育園アレルギーで保育園からの電話やその時、対応をしてくれた先生を見ると心の底から嫌な気持ちがこみあげてくるようになりました。

もう一度「発達障害とかあるんですかね?」って聞いてみた。

別の先生に同じ言葉を投げかけてみました。「うちの子、発達障害か何かあるんですかね?」と話すと、「お母さん一度面談しませんか?」と言われて、子育て支援センターに繋がるのでした。

正直、あの時、もっと早くわかっていれば、そう思わないといったら嘘になります。「私は医者じゃないからわかりません」という言葉は私の頭に残り続けています。

仕方がないです。確かに医者ではないし、憶測でものを言えないと思うので。でも、正直傷つきましたね。大変ですよねってあの時、先生に寄り添ってほしかったんだと今なら思います。すぎてしまったことだから、そう自分を納得させるまでに時間がかかりました。

おまけ:発達障害の子どもがみせるサイン

歩き続けるいっくん

何かに夢中になると声をかけても切り替えられない・手先が不器用で、靴ひもが結べない・勝ち負けにこだわり癇癪を起す・一方的に話を続けてしまう・目に入る物に注意がそれやすい・落とし物や忘れ物が多すぎる・予定の変更が苦手‥など

小さいころは男の子だし、まだ小さいしとかいやいや期の子どもと何が違うんだろって正直思っていましたが、あれ?この子なんだか育てにくい?なんか違う?っていうのがサインかなと思います。

でも、私みたいに第一子が男の子で比べる対象がいないと気が付かないこともあるかも🙄そうなったら、保育園や幼稚園での様子を聞けるといいかなと思います。

ただ私が聞いた保育士みたいに、私は医者じゃないからわかりません!!って人が担当にならないことを祈ります。

発達障害を勉強し始めた時に読んだ本

私は発達障害について学生時代少しだけ勉強しましたが、夫に伝えることや自分の中で大きくなった不安を解決することが難しかったので、色々な本を読んできました。どんなことが苦手なの?これからどんな風に生きていくの?私は仕事をやめなきゃいけないの?この子はどんなサポートが必要なの?色々な感情がでてきました。その中でこの本に出逢いました。

基礎的な知識から、あらわれる症状別にどんな関わりがよいかなど書いてありますので、おススメです。

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この記事を書いた人

名前:ぐりーん 職業:作業療法士
フルタイムワーママです。週5~6日勤務。
集団行動が苦手、人間関係で体調崩して休職経験あり。自然と犬とピクミンが大好きです。息子は自閉症スペクトラムという障害を持っています。悩みながらの育児ですが、楽しく明るく幸せに3人でくらしています。

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