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自閉症スペクトラムの特性と謎な行動!高所とファンタジー♪番外編

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自閉症スペクトラムの息子は謎な行動をします。それは特性が元になっている行動ですが、母から見ると謎です。本人には意味があったり、理由があったりします。でも理由がない時もあるようです🌞それでは謎の行動を一部紹介します。

目次

謎の行動➀高いところに登りたい!!

自閉症スペクトラムの子どもは高いところに登りたがる子どもが多いです。 それは感覚や刺激を求めていることが一つの理由です。 脳の中で刺激を処理したり、感じたりすることが人によって違います。 発達の状況によって脳の各部位の機能や神経伝達経路が機能しにくいことがあるので、足りない刺激を求めて「高い所に登りたい!!」そう思うことがあります。

高いところって?

高いところに登りたいって子どもじゃあるあるなんじゃない?って思った方いると思います。そりゃ机の上とか、階段とか、普段の生活で登るだろうなと想定できる場所に登られると危ないよ~って思って終わりかもしれません。

ですが、自閉症スペクトラムがあるいっくんの場合は予想外、「え?そこ登る?」って場所に登ってしまうことがあります。

いっくんの場合は階段の手すり・少し高いお風呂の窓枠・キッチンカウンターの縁・会議室の畳んであるテーブル・座っている母の頭←首が折れそうになります。いや、そこに登ろうと思わないでしょ!!ってところに登ります。

なので、登ったら危ないよと注意すると同時になんで??って思います。裸でお風呂の窓枠に登られた時、なんでそんなことするかな?って。予測不可能なことをされると疲れますよね。0~3歳くらいじゃわかりますよ。

一瞬でも目を離したすきに高いところに登ってしまうこともあるので、外出中は疲れます。目が離せません。

そして、登りたいと思ったら、衝動性が高いので、すぐ行動してしまいます。「危ないから登らないで」と言ったこともワーキングメモリーが弱いので忘れてしまい、登ってしまいます。話を聞きません。なので、同じことを繰り返します。高いとこに登って怒られることの繰り返しです。

まー目を離さなくても登ってしまうから余計疲れるんですよね。日々、話しが通じないイメージです。

正直な話、毎日毎日同じことを言っても話が通じないし、同じ注意の繰り返し。疲れます。

ワーキングメモリー:記憶って種類がたくさんあります。長期記憶・短期記憶・即時記憶などなど。ワーキングメモリーも記憶の一つです。例えば、財布の中身は1000円の時にお菓子を買いに行くとします。スーパーで財布の中身をもう一度確認しなくても、300円のお菓子なら3つ買えるなって思いますよね?これは頭の片隅に今日の予算は1000円と記憶されているからです。この頭の片隅にある記憶を必要な時に引き出すのがワーキングメモリーです。

謎の行動②ファンタジーの世界

空想の世界に入ることってありますか?小さい子供だとみられることもあると思います。戦隊ヒーローになりきったり、セーラームーンになりきったり。でも、自閉症スペクトラムの子の空想の世界はちょっと違います。

自閉症スペクトラムの子どもも空想の世界が好きです。これをファンタジーの没入といいます。ファンタジーの世界に入ると自閉症スペクトラムの子どもはいわいる自分の世界に入ってしまい、現実世界での対人関係と遮断してしまうこともあります。夢中になり、空想の世界の方が楽しかったりするのでしょうね🌞いっくんもよくファンタジーの世界に入っています。

いっくんのファンタジー。

いっくんもファンタジーの世界によく入ります。急に手を飛行機に見立てて独り言をいいながら遊び始めます。「何しているんだろ?」はじめはそう思っていました。「空想遊びは子どもにはみられるもの」と思っていたので、特に気にしていませんでした。ですが、毎日のように寝る前に空想遊びを始めるようになったのです。

寝る前に空想遊びを始めるいっくんは母の「もう寝よう」の声が聞こえていないようで、ファンタジーの世界で楽しんでいます。「どんな遊びしているの?」そう聞くと「透明人間さんと遊んでいるの~大きい透明人間さんと小さい透明人間さんと・・・」ホラーかな?って思いました🌞そして、これは止めた方がいいのか?それとも寄り添った方がいいのか?どんな対応がいいのかな?そんな風に考えることが増えました🤔

ファンタジーの世界で困ること・その世界を持つ意味

ファンタジーの世界で遊んでいるいっくんはとても楽しそうで、一人で遊んでいるので、母も楽でした。←おい。

でも、寝る前にファンタジーの世界に入るので、寝る時間が遅くなって次の日に起きるのが大変そうでした。生活リズムが崩れています。これは生活に支障がでているなーって思っていたので、ファンタジーの世界で遊ぶことを止めたいなーって思いどうしたらいいかなーって思っていました。。

ファンタジーを持つ意味はいくつか考えてみました。

➀遊び、暇つぶし、寝たくない②自分の世界を持つことでの安心感③何かから自分を守っている?

➀自分の空想の中で遊ぶことって自分の思い通りにできるから楽しいと思うんです。自分の設定したストーリーやキャラクターになりきって自分の思い通りに遊べる。

②実生活で苦労が多いと思われるので、思い通りに遊べるって嬉しいし、きっとストレス発散にもなっているのかなと。もしかしたら同じことの繰り返しをして安心感を得ているのかも。

③夜は怖いっていうから、怖いモノから自分を守っている?とか理由を想像してみます。真相はわかりませんが。

ファンタジーの世界に入る時の約束

真相はわからないけど、ファンタジーの世界で生活リズムが崩れたり、お友達との関係が遮断されてしまうのは困るなと思いました。

なので約束をしました。たくさんあってもきっとわからないと思うので、➀ファンタジー遊びはママといる時ならしてもよい。
理由は、周りの人がファンタジーの世界で遊ぶ様子をみたらびっくりしちゃうこと。集中して周りが見えなくなっちゃうから安全のため。

なんでしちゃいけないの?パパの前ならしていいの?

そんなやりとりをしました。もちろん一回では約束は守れません。なので、みつけたたびに確認をしました。

謎の行動に対する関わり方。

正直、どんな関わり方が正解なんてわかりません。同じ自閉症スペクトラムでも特性の出かたはそれぞれで発達度合いもそれぞれなので。

でも、目の前の子どもが笑顔で過ごせるように関わるのがよいのかなって思います。

なので謎の行動に対しては、高いところも危なくないなら登ればいいし、他人に迷惑をかける場所なら説明して納得して登るのをやめてもらわないといけない。ファンタジーも周りから白い目で見られて対人関係に支障がでなければいいかなとも思ったり。

でも数回言っただけでは通じないから、それは理解しながら本人に伝えていきたいと思ってます。

おわり。ちゃんちゃん。

この記事を書いた人

名前:ぐりーん 職業:作業療法士
フルタイムワーママです。週5~6日勤務。
集団行動が苦手、人間関係で体調崩して休職経験あり。自然と犬とピクミンが大好きです。息子は自閉症スペクトラムという障害を持っています。悩みながらの育児ですが、楽しく明るく幸せに3人でくらしています。

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