自閉症スペクトラムの子と旅行に行く前に親に伝えたいこと

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自閉症スペクトラムの子と旅行に行く!その時、親に伝えたいこと。

自閉症スペクトラムの子と旅行に行く際に、とっても大切なことを一つお伝えします。

それは、どんなに準備をしても、上手くいかないこともあるという親の心構です。

自閉症スペクトラムの子の多くは、見通しが立たないことや環境の変化、感覚刺激を多く受け取ってしまう子が多くいます。

そのため、いつもと違う環境に対して不安を抱き、動けなくなってしまったり、
パニックになってしまったりします。

その反応は、その子それぞれです。準備していたことが役に立たないこともあったり、取り越し苦労なこともあります。

この子は不安を抱くかもしれない、予定通りに行かないことがあるそう親が心構えをしておくことがとても大切です。

私の周りの子たちでどのような反応があったか、いくつか事例を挙げたいと思います。

目的地についても車から降りることができなかった子

家族4人で住んでいる場所から2時間ほどかけて、ドライブをしました。
久しぶりの家族でのお出かけで、夫婦も子供たちもドライブ中の車は笑顔で、会話も弾みます。

目的の場所に着きました。

それは普段なかなか見れない海と見晴らしがいい展望台でした。

家族が付いたのはお昼過ぎ、観光名所なだけあって人は多く、車もなかなか止められません。

やっと空いている駐車場をお父さんが見つけて止まり、お昼ご飯を食べるために飲食店に向かおうと車をおりました。

でも、その子だけはなかなか車から降りられません。

「着いたから行こう!」「あっちに海があるよ。」

「ご飯食べに行こう!」

どんなに声をかけても、お腹は空いているはずなのに、車から降りません。

徐々に妹がクズリ始めました。「お腹空いた!早く行こう!」イライラしている様子が伝わります。

夫婦は話し合い、お父さんがその子と車に残り、お母さんと妹は飲食店に向かいました。

その後もお父さんはご飯を食べに行こうと話しますが、結局車から降りることはできません。

お父さんも運転の疲れもあり口調が少し強くなってしまいます。

すると今度は大きな声を上げて拒否をするようになりました。「行かない!やだ!降りないから」

30分ほどするとお母さんと妹はコンビニの袋を持って戻ってきました。

「飲食店は混んでたし、コンビニが見えたから買ってきた」

車の中で家族4人でコンビニのおにぎりを食べ、そのまま2時間かけて、また帰宅しました。

その子にとってどんな負担があったか

この子はどんな気持ちだったのでしょうか。

想像することしかできませんが、こんなことが考えられます。

「家族と一緒にでかけたことは嬉しかったが、着いた場所は知らない・新しい環境で、人がたくさん、ざわざわしている。」

車での長時間の移動も楽しかったけれど、すごく疲れた。

そんな風に思っていたかもしれません。

でも、子どもの発達段階によっては、それを言葉にして伝えるのが難しいこともあります。

それを言葉にして自分で伝えられるかも、その子の発達の段階で難しい子もいます。

伝えられる子はいいですが、伝えられない子に対してはこちらがそれを汲み取る必要があります。

楽しみにしていた花火大会でも実際は?

綺麗な花火の写真を見て自分も見に行きたいと話、夏休みに家族で見に行くことにしました。

家族みんなが初めての場所で、駐車場は混んでおり、臨時の駐車場からバスで移動。

バスの中は混雑しており座れません。ようやくついた会場では、楽しく屋台をみたりゲームをしたり、回ることができました。

もうすぐ花火が始まる。家族は土手で他の観客と混じってみることにしました。

でも、花火が始まるとその場所はスピーカーの近くで、大きな音楽が聞こえてきて、その子は大混乱。

花火にも負けないくらいの大きな声で叫びます。落ち着いてほしいけどそれは難しい状態。

大泣きするその子を抱っこをして、人混みから離れた場所で落ち着いてもらいなんとか帰宅しました。

少し落ち着いたその子は、花火が見れなかったと泣きながら親に訴えました。

この子には何が負担だったか。

行きたい気持ちがあってもこの子の中には綺麗な花火を見るそのことしか頭になかったかもしれません。

道中のバスの混雑や花火を見るたくさんの人、思いのほか大きく聞こえた音楽は完全に想定外。

疲れと感覚の過度な刺激で混乱が生じたのではないでしょうか。

自分でもどうしようとパニックになって気が付いたら花火大会は終わっていた。

こんなはずじゃなかった。花火を見たかった。そう思ったのでしょう。

自閉症スペクトラムの子に合わせた準備をしたり、親が心構えをすることで家族で楽しい旅行に!

前項でお伝えした通り、せっかく楽しみにしていた家族のイベントも時と場合によっては、親にとっては苦い思い出にもなります。

せっかくのお出かけ、楽しい思い出にしたかったのに。予定通りに行かない出来事に親もくたくた。

子どもが悪いわけではないけれど、上手くいかないのが辛い。

子供や兄弟や親、誰かが辛い思いするのは避けたいですよね。

それは、その子にあった準備と心構えをすることで、楽しい旅行に繋がります。

まとめ

どんなに準備をしても、上手くいかない時は上手くいかない。

それなら、上手くいかないのも予定のうち。

子どもが行きたくない!怖い!など動かなかくなってしまった場合。

パニックになってしまった場合。

まーいいか😊と思える余裕が持てるスケジュールや別の代替え予定を頭の中に入れて、気持ちの準備をしましょう。

それだけで、家族旅行は穏やかに楽しく過ごせます😊

では旅行ガイドをお楽しみください。

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